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出産が怖いと感じるのはなぜ?原因と対処法は?

徐々に膨らんでくるお腹を見て、母になるということに実感を持ち始める人もいるでしょう。
しかし出産を目前にすると、途端に恐怖を感じる女性もたくさんいます。
ではなぜ怖いと感じてしまうのか、そしてどう対処していけば良いのかなどを解説していきます。
出産怖い

出産が怖いと感じ始める時期

「出産が怖い」と一言に言っても、何に対して怖いと思っているのかで怖いと感じ始める時期は異なります。

例えば妊娠が分かったときです。
検査結果で陽性が出た時に、多くの女性が新たな命が宿ったことに喜びを感じるでしょう。
まだ胎動などはありませんし、お腹が膨らんでいないのでその存在を直接的に感じられることはありませんが、
お腹の中に存在しているという事実だけでも母性が芽生え、愛しさを感じられるのです。
しかしその反面、妊娠した現実に恐怖を感じてしまう女性もたくさんいます
妊娠はとてもおめでたいことですが、それに対して純粋に喜べる人ばかりではないのです。

また出産が現実味を帯びてきたときにも、女性は怖いと思い始めることがあります。
無事に着床すれば妊娠は確定しますが、その段階ではまだ目に見える形で体に変化があるわけではないので、
妊娠したことに対して実感がわかないという人もたくさんいます。
しかしお腹が大きくなってきたり、胎動を感じるようになったりなど、
妊婦さんならではの様々な変化があると、急に妊娠していることを実感するようになります。
今まで妊娠した事実を漠然としかとらえていなかったのが、
現実的になることによって、喜びもある反面恐怖も感じてしまうのです。

出産が怖いと感じる理由

ではなぜ出産に対して怖いと感じてしまうのでしょうか?
その理由は人によって様々です。
その中でも特に多い傾向にあるものをいくつか紹介していきます。

まずは早産のリスクがあるからです。
「経過は順調だと言われたから大丈夫」と思っていても、
次の日には出血が見られて、切迫早産で入院というようなことも珍しくはないのです。
早産に関しては経過を見た上で医師が予測できる場合もありますが、場合によってはできないこともあります。
つまり無事に正産期を迎えるまでは誰にでも早産のリスクはあると言えます。

赤ちゃんは、外の世界で生きていけるように、ある程度お腹の中で体の様々な機能を発達させた状態で生まれてきます。
しかし早産になれば、まだ未発達な状態で生まれてきてしまうことになるので、
場合によっては障害を持って生まれてくる可能性もあります。
だからこそ妊婦さんはできるだけ早産のリスクを回避する必要がありますし、
もし早産になったらどうしようという恐怖につながってしまうのです。

次に出産そのものに対する恐怖です。
例えば陣痛の痛みは「鼻からスイカを出すようなもの」や、
「腰を金属バッドで思いっきり殴られたような痛み」などの様々な表現がされています。
しかしそのどれも現実では考えられないようなものなので、とにかく痛いという漠然としたイメージしか持てないのです。
それが事前に分かっていると、これから経験する痛みに対して恐怖を抱いてしまいます。
また予定帝王切開の場合には、麻酔をしているとは言えお腹を切るのですから、怖いと感じる人もいるでしょう。

最後に初めての出産だからという理由です。
初めてだとどうやって出産を乗り切ったらいいのかが分からないという人もいますし、
無事に生んだとしてもその後どうやって育てたら良いのかが分からず、
赤ちゃんとの生活が想像できなくて怖いという人もいます。
今までは赤ちゃんと遊んだり、可愛い服を着せることを楽しみにしていたという人でも、
臨月などの出産間近の時期になると急に怖くなってしまうことがあるのです。

出産が怖いと感じると起こる悪影響

出産に対する恐怖は、妊婦さんに対して様々な悪影響を及ぼします。

例えば不安で胸がいっぱいになり、食欲がなくなってしまうということもありますし、
恐怖が拭いきれず、安心して眠れなくなってしまいます。
中には強いストレスを感じてしまい、赤ちゃんの誕生を喜べなくなってしまう人もいるでしょう。
このように出産に対する恐怖は、妊婦さんを精神的に追い詰めてしまうことがあります。
そこから体調不良につながったり、お腹の張りが頻繁になって切迫早産になったりなど、
様々な悪影響へとつながってしまう可能性が出てきます。

出産の恐怖心を拭うには?

どんなに出産が怖いと思っても、お腹の中には確かに新しい命が存在しています。
「やっぱり生みません」ということはできないので、母親は腹をくくるしかないのです。
しかし恐怖心ばかりがあると、前述したように様々な悪影響を及ぼす可能性が出てくるので、
できるだけ恐怖心を和らげることが大切です。
では具体的にどのようにすれば良いのか、恐怖心を拭う方法をいくつか紹介します。

まずは妊娠や出産に関する正しい知識を身につけるということです。
特に初産婦さんの場合、妊娠も出産もすべてが初めての経験です。
だからこそしっかり勉強をして、正しく理解することが大切なのです。
未知なものほど怖いことはありません。
妊娠中はどんな過ごし方をすれば良いのか、陣痛はどんな仕組みでどう乗り切れば良いのかなどを知れば、
少しでも恐怖心は和らぐでしょう。

次に出産の経過を理解することです。
出産は何時間もかかる大仕事ですし、その間は一定の間隔で襲ってくる陣痛の痛みに耐えなければなりません。
何時間かかるのか、またいつまで痛みに耐えなければならないのかなどのゴールが見えないと、
妊婦さんは精神的にも疲れてしまいます。
そうならないためにも経過を知ることはとても重要なのです。
痛みの間隔がどう変わってくるものなのか、また赤ちゃんはどんな流れで出てこようとしているのか、
子宮口がどれだけ開けばいきんでも良いのかなど、一連の流れをしっかり把握しておきましょう。

最後にできるだけリラックスできることをする、ということです。
読書や映画鑑賞でも良いですし、足湯で体を温めながら気持ちを落ち着けるのも良いでしょう。
もし人と一緒にいる方が楽だという場合には、母親教室というものもあります。
同じような悩みを持った人と話をするだけでも、気持ちが楽になることもあるでしょう。

周囲のサポートを得ることも大事!

妊娠や出産は喜ばしい出来事である反面、様々な恐怖とも戦わなければなりません。
だからこそ妊婦さんには肉体的にも精神的にも大きなストレスがかかってくるのです。
1人で全部を抱え込んでいては、妊婦さん本人が辛いだけではなく、お腹の中の赤ちゃんも不安になってしまいます。

少しでも負担を減らすためにも、夫や両親などの周囲のサポートが必要です。
先輩ママからアドバイスをもらうのも良いでしょう。
できるだけ周りの人からサポートをしてもらえるように積極的に協力をお願いするというのも大切です。

無痛分娩なら怖さを軽減できる?

出産は激痛だということは知っていても、実際にどれだけの痛みがあるかは経験してみなければ分かりません。
だからこそ痛みに対する恐怖が芽生えるのですが、実は出産には「無痛分娩」というものもあります。

無痛分娩は麻酔を使用して痛みを感じさせないようにする出産方法です。
高齢出産で体力に不安があるという人や、できるだけ痛みを感じたくないという人などであれば、
この無痛分娩を希望することである程度の安心感は得られるでしょう。

しかし無痛分娩だからまったく痛みがないというわけではありません。
麻酔を使用するのは子宮口が6cm程度開いてからなので、それまでは陣痛の痛みに耐える必要があります。

いざ出産が始まれば大丈夫なもの?

前述しましたが、出産が怖いからと言って途中で「生みません」ということはできません。
出産のときが来たら、どんなに怖くても乗り切るしかないのです。
それまでは様々な恐怖と戦わなければなりませんが、いざとなればなんとかなるものです。
赤ちゃんの顔を見たら、痛みなどをすべて忘れたという女性もたくさんいます。

出産の時には、痛みを和らげる方法がいくつかあります。
腰のあたりをマッサージしたり、お尻をテニスボールで押すなどが一般的です。
そのため入院準備の際にはテニスボールを持っておくと便利です。
また陣痛中は自分でこれらの方法を行うのは難しいので、夫や両親などに事前にやってもらうようお願いしておきましょう。
産婦人科の看護婦さんも手伝ってくれますが、常に付き添っているというわけではありません。
そのため身近な人に頼んでおいた方が、いざ陣痛が始まったとなっても安心です。
あとはお腹の中の赤ちゃんと妊婦さん自身が辛くならないように、正しい呼吸法で痛みを乗り越えるようにしましょう。

出産は壮絶な戦いとなりますが、事前にしっかり準備をしていれば気持ち的にも安心できます。
そうやってなんとか乗り越えて我が子との対面を果たせば、痛かったけれどなんとかなるものだと感じられるでしょう。

考え過ぎないように注意!

妊婦さんにとって、これから経験することとなる出産は大きな恐怖となってしまうでしょう。
しかし大変なのは妊婦さんだけではなく、お腹の中の赤ちゃんも同じです。
狭い産道を赤ちゃんが一生懸命通ってくれるからこそ、無事に外の世界に出られるのです。

あまり考えすぎると体にも良くないので、まずはリラックスしてみましょう。
そして「大変なのは赤ちゃんも同じだ」と考えてみるのです。
出産に挑むのは決して1人ではありません。
赤ちゃんの力も必要ですし、夫や両親などの周囲のサポートも必要です。
1人だと思うのではなく、お腹の中の赤ちゃんと一緒に頑張るのだと思って、気持ちを前向きにしてみましょう。

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