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妊娠中期に風邪を引いたら?適切な対処の方法は?

妊娠中期に風邪を引くと、どのような対処が必要なのでしょうか。
妊娠中期の赤ちゃんや母体の状態、風邪薬を飲んでいいのかなどを知っていると安心です。
また、妊娠中に体調が悪い時は風邪でない可能性もあります。
これから、妊娠中期に風邪を引く理由や対処方法をご説明しますので、参考にしてみてください。
熱がある妊婦

妊娠中期の母体や赤ちゃんの状態

妊娠中期とは16週~27週をいいます。
つわりが落ち着き、安定期になる時期です。
母体の体は丸みをおび、お腹が大きくなり始めます。
赤ちゃんは骨がしっかり作られ始め、筋肉がついてくる頃です。
赤ちゃんの動きが活発になり、胎動も感じるようになります。

妊娠中は風邪を引きやすい

妊娠中は、免疫力が低下しています。
特に妊娠初期につわりで十分な食事が摂れなかった時は、免疫力が下がっているでしょう。
十分な食事を摂れていても、ホルモンバランスの変化やストレスによって免疫力が下がります。
妊娠中は特有のホルモンが出るため、ホルモンバランス変化についていけないのも免疫力低下の原因です。
よって、風邪を引きやすくなっているでしょう。
安定期になった妊娠中期も例外ではありません。
発熱や咳などの風邪症状を引き起こす可能性があります。
つわりが落ち着き、外出回数の増える時期も注意が必要です。
免疫力が低下していると、妊娠していない時期よりも風邪をもらいやすくなります。

咳は風邪以外が原因の可能性も

妊娠中に咳が出ている時には、まず風邪を疑います。
しかし、風邪ではなく「逆流性食道炎」になっている場合もあるので、その可能性も疑った方がいいでしょう。
逆流性食道炎とは、胃酸が逆流して食道に炎症を引き起こす病気です。
消化している食べ物が食道に戻ってしまうので、強い酸性の胃酸によって食道がダメージを受けてしまいます。
食道の炎症だけでなく潰瘍やびらん・頻繁な咳をするのが特徴です。
妊娠中期になると、お腹が大きくなったり張ったりすることで胃が圧迫され、胃酸が逆流して咳などを引き起こします。
逆流性食道炎は妊娠中期以降になることが多く、妊娠後期や臨月にかけて症状が酷くなるでしょう。
また、妊娠中は黄体ホルモンの分泌量が増えるため、ホルモンバランスが変化します。
黄体ホルモンは、食道の筋肉を緩める作用があり、消化機能を低下させてしまうホルモンです。
これも、逆流性食道炎を引き起こす原因になります。
咳をすること自体は、赤ちゃんへの影響はありません。
しかし、咳で体力を消耗するため、つらい時はかかりつけの医師に診てもらう方がいいでしょう。
頻繁に咳をしているとお腹に力が掛かり、お腹が張る原因にもなります。
お腹が張ると早産の危険もあるので、注意が必要です。
逆流性食道炎になった時は、食生活の見直しをしましょう。
脂質や糖質の多い食べ物・刺激の強いもの・柑橘類などを控えることで、食道への負担を軽減させることができます。
また、食べる時間を決め、就寝する数時間前は食べないように意識することが大切です。

妊娠中期に風邪薬はOK?

妊娠中期に風邪を引いた時、症状が軽い時はゆっくり休んで様子をみましょう。
症状が長引く時やつらい時は、医師の診察後に薬剤師から処方してもらった薬を飲むなら問題ありません
しかし、市販薬を自己判断で飲むことは控えるのがいいです。
妊娠中期は赤ちゃんの臓器や器官ができていて、薬の影響は少ないとされていますが、
念のため市販薬は避けた方がいいでしょう。
妊娠中の服薬は、妊娠週数や体調・赤ちゃんの状態によって飲んでいい薬が変わります
よって、医師と薬剤師に相談することが重要です。
妊娠前に処方してもらっていた風邪薬も、飲まないようにしましょう。

風邪以外の病気に要注意!

妊娠中期になると「妊娠高血圧症候群」「妊娠糖尿病」「切迫早産」になる可能性があります。

妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降から産後12週の時に高血圧を発症することです。
高血圧のみだと「妊娠高血圧症」、蛋白尿も出ると「妊娠高血圧腎症」になります。
高血圧症の基準は、収縮期血圧が140mmHg以上あるいは拡張期血圧が90 mmHg以上になった場合です。
尿中に1日当たり0.3以上の蛋白が出ると、蛋白尿と判断されます。
妊娠高血圧症は妊娠32週より前に発症すると、重症化しやすいことが特徴です。
重症になると血圧上昇と蛋白尿だけでなく、むくみや痙攣・脳出血・腎臓や肝臓の機能障害などを引き起こします。
胎児発育不全や胎児機能不全・胎児死亡になることもあるので注意が必要です。
自己管理として食事内容の見直しや服薬をしますが、重症の時は入院管理が必要になります。
妊娠前から高血圧だった人や母体が高齢・多胎妊娠だと、妊娠高血圧症候群のリスクは高いです。

妊娠糖尿病とは、妊娠中に始めて起きた糖代謝異常のことをいいます。
妊娠前から糖尿病だった場合は、妊娠糖尿病に含まれません。
しかし、妊娠糖尿病よりも重度になるので管理を必要とします。
妊娠糖尿病の母体に出る症状とは、妊娠高血圧症候群や羊水量の異常・網膜症・腎症などです。
赤ちゃんは流産や形態異常・巨大児・心臓肥大・低血糖などになります。
特に巨大児として生まれることが多く、低血糖のため産後は赤ちゃんも糖分補給などで管理が必要です。
電解質異常や黄疸にもなりやすいとされています。
妊娠糖尿病になったら、食事における血糖管理が大切です。
妊娠中は運動療法に限界があるので、食事療法が重要になるでしょう。
食事だけで管理できない時は、赤ちゃんに影響を与えない程度のインスリン注射を行います。

切迫早産とは、早産になりそうな状態のことです。
頻繁にお腹が張って子宮収縮しています。
子宮口が開き始め、赤ちゃんが出そうな状態や破水・羊水流出などが症状です。
治療として、子宮口が開き過ぎないように子宮収縮抑制剤を飲みます。
切迫早産は細菌感染も原因の一つなので、抗生剤を飲む場合もあるでしょう。
一般的には自宅管理で、家事や入浴などを控えるようにします。
重症化している時は、入院管理によって子宮収縮抑制剤の点滴などが必要です。
もし、妊娠32週より前に破水した時は抗菌剤を投与しながら、赤ちゃんが呼吸できる時期になるまで待ちます。
妊娠34週以降になれば、赤ちゃんが呼吸できるようになるので出産可能です。
子宮口が開きやすい「子宮頸管無力症」の場合もあります。
その時は、子宮の出口である頸管を縛る子宮頸管縫縮術を行い、子宮口の拡大や早産を防ぐことが必要です。

妊娠中期でも体調管理を徹底!

妊娠中期はつわりが落ち着き、体調が安定してきます。
しかし、免疫力の低下やホルモンバランスの変化によって風邪を引きやすい状態になっているでしょう。
風邪を引いてしまうことで赤ちゃんに影響はありませんが、症状が長引いたりお腹が張ったりする可能性があります。
また、逆流性食道炎や妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病などにも掛かりやすいです。
これらの症状が悪化すると、切迫早産を引き起こす場合もあります。
よって、体調の変化を感じた時は、我慢をしないで病院に行きましょう

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