戌の日のお参りを検討する妊婦さんも多いのではないでしょうか。
水天宮や周辺の日本橋エリアには、妊婦さんのためのマタニティ用品や、
安産祈願に関するグッズが数多く販売されています。
ここではおすすめのマタニティショップや安産祈願グッズについて紹介していきます。
水天宮ってどういう神社?
水天宮といえば、関東の方は日本橋の水天宮を思い浮かべるのではないでしょうか。
実は水天宮の総本宮は福岡県久留米市にあり、全国の水天宮は分祀にあたります。
四柱の神が祀られ、特に天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)が日本の神々の祖先神であり、
安産、子授けの神様として知られています。
安産祈祷は随時行われていますが、12日ごとに回ってくる戌の日は非常に混雑し、
特に大安の日ともなると受付だけで2~3時間かかることも。
安産祈祷は本殿に上がり行いますが、昇殿参拝は人数制限が設けられています。
戌の日は妊婦か代理1名のみ、戌の日以外は数名可能ですが、混雑時は妊婦と付添いの大人1名、子供、のみの昇殿となります。
参拝の後は、境内にある「子宝いぬ」の像をチェックしてください。
遊ぶ子犬を見つめる優しいまなざしの母犬の周辺には十二支の文字が配置されており、
自分の干支である文字を撫でると安産、子授けなどの御利益があると言われています。
また、水天宮の使いである安産子育河童の像もあり、撫でていく方も多いようです。
水天宮にある安産祈願のグッズ
水天宮では様々な安産祈願のグッズの授与があります。
必ずしも祈祷が必要ではなく、グッズのみの購入も可能。
事前に御祈祷がされているものなので、ありがたさは変わりません。
「御子守帯」(みすずおび)は御祈祷済の晒の腹帯で、この帯自体がお守りとなります。
古来社殿に向かってお参りする際の鈴から下がる紐に晒し木綿が使われており、
そのお下がりを腹帯として使った妊婦が安産であったことから御子守帯が生まれました。
水天宮のご神徳の由来となったものなので、ありがたいお守りとして分けて頂きましょう。
手持ちの腹巻やコルセットに縫い付けられる「子布」と呼ばれる小さな布か、腹帯かを選ぶことができますが、
腹帯は出産後、赤ちゃんの産着に仕立て直したり、沐浴布として利用できます。
巾着型の小さなお守りと戌の鈴も一式に含まれます。
一式4,000円です。
また、「子授け祈願守」は子宝に恵まれるよう御祈祷してもらえます。
子供を授かりたい女性の名前の奏上があるので申込み用紙に必要事項を記入をしましょう。
祈願とお守りで2,000円です。
他にも水天宮には福絵馬と言われる白い親犬と子犬の絵がかかれた絵馬(800円)もありますが、
安産絵馬もあり、少し小さ目で500円です。
昔ながらの戌張子の絵が描かれており、紐の色が選べます。
人形町はマタニティ用品が豊富!
水天宮の周辺エリア、人形町はマタニティ用品店が数多くあります。
普段はベビー用品の一角に少しだけ置いてあるマタニティ用品も、
ここでは専門のお店がいくつかあるので、自分にあったマタニティ用品を購入することができます。
全国各地から訪れる妊婦さんに、おしゃれで着心地の良いマタニティウェアを提供するお店は重宝するもの。
昔ながらの雰囲気を残した「マタニティ専門店美樹村」は、熟練のスタッフがいて商品選びに迷ったら気軽に相談できます。
機能的かつおしゃれなマタニティウェアを取り扱っている「エンジェリーベ水天宮前店」は、
妊婦だっておしゃれをしたい、流行の服を着てみたい、といった方に最適。
種類も豊富で産前だけでなく、産後もそのまま着れる服もたくさん取り扱っていますので、お参り後に覗いてみては。
出産後でも買い物が楽しい!
水天宮の周辺には、チャイルドシートやベビー服などを取り扱うショップも多数あります。
日本橋駅より徒歩6分のところにある「日本育児東京ショールーム」は、ベビーゲートで有名なお店。
ショールームなので商品の販売はしていませんが、通販などで販売しているグッズを実際に見る事が出来ます。
産前産後は外出がなかなか難しく、ベビーゲートの必要性を感じてから買おうとした際、
商品の大きさ表示を見てみても、サイズ感がいまいちわからないことがあります。
ここでは実際に使っているイメージを掴みやすいので、下見をしておくといいですよ。
チャイルドシートやベビーカーなども取扱いがあり、こちらもまた通販だと使用感がわかりにくいものなので、
自分のライフスタイルを考えた上で実際に使う時のイメージを膨らませておきましょう。
また、水天宮駅すぐのところにある「スリードロップス ベビー&子供服店」では、
ユーズドや新品のベビー服の取り扱いがあります。
すぐに使えなくなってしまうベビー服、手ごろな値段のユーズドを検討するもよし、
初めての子供だから新品を奮発するもよし。
取扱い商品も豊富で母子手帳ケースやカラフルなコップなど、雑貨屋さん感覚で訪れてみてください。
このように、水天宮周辺ではベビーグッズなどの取り扱いショップもあるので、出産後のお買い物にも重宝します。
御子守帯のリメイクショップも!
御子守帯は赤ちゃんの肌着やテディベアに仕立て直して活用することが出来ますが、
自分で縫うのはなかなか難しい方や、挑戦してみたいけどやり方がわからない方もいるでしょう。
インターネットで型紙を手に入れたり、御裁縫の仕方をチェックしてみることもできますが、
人形町には御子守帯をリメイクしてくれたり、ソーイング教室を開催しているショップがあります。
「マタニティショップ・ジョリー」では、水天宮が主導する「帯プロジェクト」に賛同しており、
御子守帯を新たな形へと作り変え、母から子へとつなぐプロジェクトのメンバーショップとなっています。
オーダーメイドでは肌着の他、スタイ、シューズ、ベビーボンネット、ワンピースなどの制作が可能。
布作家デザインのかわいい作品で、希望の作品があれば相談もできるそう。
ソーイング教室では1回コースでベビーシューズかスタイを、
2回コースではベビーシューズとスタイか、サンドレスの作成が可能です。
Instagram(maternityjolie)で商品の入荷情報や、ソーイング教室で作られた作品の写真を見ることができます。
どんな作品があるのか是非チェックしてみてください。
水天宮と人形町に足を運ぼう!
マタニティ用品を購入しようとしたとき、通販のみで実店舗が近くにないことがあるかもしれません。
水天宮周辺にはマタニティショップがいくつかあるので比較検討して、
ベテランスタッフに相談したいのか、おしゃれなお店で買い物がしたいのかなど、自分の好みで使い分けが可能です。
ベビーグッズを取り扱うお店もあるので、産前の下見や、産後に必要なものをそろえることも出来ます。
また、水天宮ならではの御子守帯をリメイクできるショップもあります。
安産祈願は体調の良い時に行い、水天宮でお参りの後は
人形町のマタニティ向けのショップを見て回り、産前産後の生活に役立てましょう。