その際にお腹にペイントを施してから撮影するサービスもあります。
では、そのサービスとは一体どういうものなのかについて詳しくみていきます。
マタニティフォトで施すペイントって?
妊婦さんのお腹に絵を描くことを、ベリーペイントまたはマタニティペイントと呼びます。
ベリーペイントは、お腹に丸みの出てくる妊娠後期から臨月にかけて行う妊婦さんが多いようです。
ベリーペイントを行える場所は、描いてくれるアーティストのアトリエや、マタニティフォトを撮影するスタジオなどです。
またベリーペイントを描いてくれる専門のアーティストは多数いるので、
依頼したいアーティストに自宅まで出張してもらうことも可能なようです。
自宅に来てもらったり、アーティストのアトリエを訪ねて、ペイントのみしてもらうこともできますが、
フォトスタジオなどではマタニティフォトの撮影のオプションとしてベリーペイントを行っている場合もあります。
ベリーペイントには興味があるけれど、描いてもらいに行くのも、自宅に来てもらうのもちょっと、という人は
自分たちでペイントしてみるということもできます。
ベリーペイントは、水性のボディペイント用の絵の具で描かれます。
自宅で皮膚に使用してもよい絵の具と筆を用意することができればペイントが可能です。
家族と一緒にペイントを楽しむのもおすすめです。
ただし自分でペイントをする際は、お腹を強く押しすぎないなど、注意して行いましょう。
ベリーペイントにかかる費用ですが、大体10,000円から15,000円程度ということです。
アーティストに自宅まで来てもらう場合は、別途交通費や出張費が加算されます。
【魅力1】思い出として強く残る!
ベリーペイントを行う妊婦さんは増えてきていますが、その魅力はどのような点にあるのでしょうか。
一般的には日常生活の中で、お腹にペイントをするなどという体験をすることはありません。
このなかなかできない体験を、妊娠中という貴重な時期にすることで、その時の記憶が後々まで残りやすくなります。
お腹にペイントをしてもらっている時の気持ちや、お腹にいる赤ちゃんへの想いも加わって、
とても大事な思い出として出産後も強く残ることになるでしょう。
さらに、ベリーペイントを施したお腹を写真に収めることで、その時の思い出を家族で振り返ることもできます。
ペイントされたお腹の中にいた赤ちゃんが無事産まれて大きくなった時に、
「この時ママのお腹の中にあなたがいたんだよ」と教えてあげると、
お子さんも幸せな気持ちになり素敵な思い出として、記憶にとどめてくれるに違いありません。
ベリーペイントは、妊婦さんにしか経験することができないとても貴重なイベントです。
大事な命が宿った自分のお腹に、ペイントを施してもらっている時間は、何にも代えがたい大切な時間となるでしょう。
【魅力2】ヒーリング効果を得られる!
妊娠中は、ちょっとしたことで体調が変化しやすく、腰痛や貧血などのマイナートラブルが常につきまといます。
食事の内容や、運動など、何かと制限されることも多く、
イライラやストレスが溜まりやすくなっている時期であるとも言えます。
そんな時に、ベリーペイントは効果的であると考えられています。
お腹にペイントをすることで、ヒーリング効果が得られると言われており、
ベリーペイントを施してもらうと、妊婦さんは自然と笑顔になり、ストレスが緩和されていきます。
妊娠中は、これまでのようには自由に過ごせなくなりますが、
ベリーペイントなら無理なく癒しと楽しみを得ることができ、妊婦さんにとってはとてもよいリフレッシュになるはずです。
不安定な気持ちがなくなり、穏やかな時間を過ごすことができるでしょう。
とはいえ、妊娠中の体調の変化には注意が必要です。
少しでも気分が悪くなるようなことがあれば、休憩を入れるようにしましょう。
【魅力3】好きなデザインにできる
ベリーペイントの魅力は、水性絵の具で描かれる鮮やかな色彩のデザインです。
描かれたペイントは、お風呂で石鹸を使用して洗い流せば消えるので、好きな色合いで自由に描いてもらうことができます。
ベリーペイントを依頼する際は、基本的には見本の中から選ぶことが多いようです。
しかし、家族の似顔絵など、希望すればオリジナルのイラストを描いてもらうことも可能なようです。
ベリーペイント専門のアーティストは多数いるため、
自分の好きな作風のアーティストに描いてもらえるスタジオや、アトリエを探してみるのもよいでしょう。
一般的にベリーペイントで描くデザインには、ルールなどはありません。
生まれてくる赤ちゃんのことを思いながら、好きなものや、赤ちゃんのイメージなどを自由に描くことができます。
妊娠中の時期しか体験できない貴重なイベントであり、一生の思い出に残る記念ですので、
自分が本当に気に入るデザインを選んでペイントしてもらいましょう。
どんな絵を描いたらいいか迷ってしまう場合は、
当日描いてもらうアーティストと話し合ってからデザインを選ぶこともできます。
自分が望む大体のイメージを持っておくと、描いてもらう人にも伝わりやすくなります。
【魅力4】安産祈願になる
ベリーペイントは、日本ではまだあまり習慣にはなっておらず、もともとは海外で盛んに行われているイベントです。
海外では、安産祈願のおまじないとして多くの妊婦さんに親しまれています。
そのため、日本でも安産を祈願してお腹にペイントをする妊婦さんも多数います。
お腹の中で日に日に成長していく我が子が、無事元気に産まれてくることを願う気持ちを込めて、
それぞれ自由に描いてもらうことができる素敵なイベントとなっています。
また、日本には妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に安産祈願をするという風習があります。
安産のおまじないとして、ベリーペイントを戌の日のお参りと一緒に行う人も中にはいます。
妊娠5ヶ月は、まだお腹が小さいので、丸みがなく物足りないと感じるかもしれませんが、
一度やってみて、再度9ヶ月目位の頃にも行い、ベリーペイントの楽しみを最大限満喫している妊婦さんもいるようです。
ベリーペイントには、一生の記念として赤ちゃんをイメージした自由なイラストを描くことができるだけでなく、
赤ちゃんの健やかな成長を願うこともできるという魅力があります。
【魅力5】出産が楽しみに感じられる
妊娠中は、お腹の赤ちゃんと特別な時間を過ごすことができるとても貴重で幸せな期間です。
しかし、出産を控える妊婦さんにとっては、
楽しいことばかりではなく、不安になったりイライラしたりしてしまうこともあります。
特に初めての出産を迎える人にとっては、出産に対して少なからず怖いと感じてしまう気持ちもあるでしょう。
日に日に大きくなっていくお腹に戸惑ってしまうこともあります。
そんな妊婦さんにこそ、ベリーペイントは効果的です。
お腹が大きくなるからこそ楽しむことができるのがベリーペイントです。
お腹に赤ちゃんがいる今しかできないことだと思うと、とても貴重な体験であると感じることができるでしょう。
赤ちゃんが健やかに育っているからこそできるベリーペイントを心から楽しむことができたなら、
これから迎える出産も楽しみに感じることができるはずです。
ベリーペイントは出産に対して抱いている不安や恐怖が、和らぐきっかけとなるかもしれません。
ペイントをして写真を撮るには?
マタニティフォトを撮影する際のオプションとして、
ベリーペイントも一緒に行うとすると、どのようなスケジュールになるのでしょうか。
通常はマタニティフォトを撮影スタジオに予約する段階で、ベリーペイントを行いたいと希望しておけば問題ありません。
マタニティフォトと並行して、ベリーペイントも受けることができるスタジオを探しておきましょう。
絵が完成するまでにかかる時間は、大体30分から1時間程度です。
マタニティフォトとセットで約2時間程度かかると考えておけばよいでしょう。
ベリーペイントを加えても、それほど時間を取られ過ぎるということはありません。
撮影の当日は、着替え安い服装で、時間には余裕を持って出かけましょう。
ペイント時は、お腹を出していることになるため、冷え過ぎないように注意して下さい。
途中で万が一気分が悪くなったりした時は、すぐにスタッフに伝えましょう。
ベリーペイントを行う時期としては、予定日の1~2ヶ月前が最適であると日本ベリーペイント協会は推奨しています。
妊娠中は無理は禁物ですので、時間に余裕を持ってペイントを楽しめるように計画しておきましょう。
お腹にペイントをして写真を撮ろう!
ベリーペイントをしてマタニティフォトを撮れば、自分にとっても産まれてくる赤ちゃんにとっても一生の記念になります。
ベリーペイントは、水性のボディペイント用の絵の具で描くため、少しこすったりするだけ落ちてしまいます。
ペイントをしてもらったら、是非写真に残して楽しみましょう。
お腹に赤ちゃんへの想いを込めてペイントをした姿を収めた写真は、
将来成長した子供に見せても、喜んでもらえるでしょう。
その時の気持ちや、子供の成長を嬉しく思う気持ちを改めて振り返り、伝えるよい機会にもなります。
ベリーペイントは、妊娠中にしか経験することができない素敵なイベントです。
安産祈願や、ヒーリング効果、またこれから迎える出産を楽しめるようになるなど、
数多くの魅力があるベリーペイントに思い切って挑戦し、写真に残して下さい。
家族にとってずっと思い出に残る最高の写真が出来上がるでしょう。