妊婦にはどんな髪型が良い？おすすめのヘアスタイル

髪型に気を遣わない妊婦は多いの？

妊娠はつわりが辛かったり、体重増加で美容院やその他の外出が億劫になったり、
急な体調不良が心配だったりと外出を控えがちです。
その結果、おしゃれから遠ざかってしまう傾向が強いです。
そのため、髪型に気を遣わなくなってしまう妊婦はたくさんいます。
また、お風呂の時間も短くなりがちです。
お風呂に入るだけで気分が悪くなってしまう人、貧血やめまいで湯船に浸かれない人もいます。
最低限のシャワーをして髪の傷みにまで気が回らない人もいます。
女性ホルモンのバランスも不安定なので、枝毛が増えたり、白髪を発見したり、髪のマイナートラブルに悩む人も多いです。
妊婦でも出産直前まで働くという方もいます。
その場合、仕事場では妊婦といえども最低限の身だしなみは整えておかなければいけません。
おしゃれから遠ざかってしまう傾向が強いと言っても、おしゃれな妊婦さんを見かけることも多いですよね。
少しでも手入れが楽で、かつ、おしゃれな髪型にできたら嬉しいですよね。

美容室でカットやカラーをしてもいい？

妊婦でも、カット・カラーの施術を受けること自体は問題がないと言われています。
ただ、妊娠初期ではにおいに敏感になる人が多いため、
薬剤のにおいなどで気持ち悪くなったり、つわりがひどくなる場合があります。
また、同じ姿勢を保ち続けるのは良くないので、
カラーの待ち時間やシャンプーで仰向けになる時間が辛く感じるかもしれません。
なるべく妊娠初期を避け、予約時に妊婦であることを伝えましょう。
最近は仰向けにならなくても良いシャンプー台もあります。
冷えないようにタオルケットを持ってきてくれたり、
お手洗いが近くなりがちな妊婦には適宜声をかけてくれたりするところもあります。
また、美容院によってはマッサージを行っているところもあります。
頭へのマッサージは、避けた方が無難です。
妊娠中に押してはいけないツボもありますので、頭へのマッサージはお断りしましょう。
代わりにハンドマッサージや肩のマッサージなら安心です。
妊婦に配慮してくれる美容院が増えたことはとても素敵なことですね。

どんなことを考えて髪型を決めたら良い？

妊婦の髪型を決めるときには、まず手入れのしやすさを考えましょう。
朝のセットにかかる手間、シャンプー・トリートメントの手間、ドライヤーで乾かす手間等、
それぞれが楽になるような髪型にしましょう。
出産後は、慣れない赤ちゃんのお世話で手一杯です。
自分自身に使える時間も限られます。
食事やお手洗い、歯磨きもままならない、少しでも時間があれば眠りたい、という状況になる方が多いです。
そんな中、髪の毛の手入れに時間をかける余裕はありません。
また、お宮参りで着物を着る場合には、着物に合うかどうかも検討しましょう。
一般的には、ショートヘアよりはロングヘアの方がまとめ髪のアレンジの選択肢が広がります。
髪のカラーは暗めの方が良いでしょう。
お宮参りは出産から30日前後ですので、その日程に合わせて髪型を考えると良いでしょう。
お宮参りは写真で記録に残りますから、着物に合わせて素敵な髪型で撮りたいですね。

ショートヘアとロングヘアならどちら？

ショートとロングどちらが良いかは賛否両論あります。
長い髪がわずらわしいと感じるのならさっぱりとショートヘアにしましょう。
特に夏の暑い時期に妊婦として過ごす場合は、長い髪を切ってしまいたいと感じやすいです。
また、長い髪は乾かすのも時間がかかるので、
その時間がもったいないと感じる場合は、すぐに乾くショートヘアの方が向いています。
結べるから楽だと感じるならロングヘアがおすすめです。
ショートヘアはロングヘアに比べて寝癖がつきやすく、
美容院へも定期的に通わないと中途半端な長さになってしまいます。
ある程度放っておけるのがロングヘアの魅力です。
妊婦の髪型としては、どちらも良いところ・悪いところがありますし、
どちらの髪型で今まで過ごしてきたか、どちらが手入れし慣れているか、という点が大きいです。

妊婦に人気が高い髪型は？

ショートヘアはとにかくさっぱりしたい妊婦さんに人気が高いです。
多少伸びても煩わしくなく、洗ったり乾かす時間が短くなるので、髪にかける時間を減らしたいという方におすすめです。
ただ、ショートヘアは結んだりアレンジの幅が少ない分、気に入らない髪型になってしまってもごまかしがききません。
信頼できる美容師さんに頼んだり、イメージがしっかり伝わる切り抜きや画像を用意していきましょう。
また、しばらく美容院に行けないかもしれないので、
そのまま伸びたときでもおかしくならないような髪型にしてもらいましょう。

ショートボブは髪にボリュームを出すことができるので、妊娠中に髪が細くなってしまった方におすすめです。
妊娠中はホルモンの影響で髪質が変わることがあります。
今までコシがあってしっかりした髪質でも、妊娠中は細く艶のない髪になってしまう場合があります。
そのようなときにショートボブにすると、ボリュームが出て、細くなってしまった髪質が気になりにくいです。
一方、少しハネやすいので、妊娠中が梅雨の時期の場合は注意しましょう。
ただ、ハネた部分を少しヘアアイロンで直すだけでまとまりますし、
反対にハネを活かしたアレンジにしても楽しいかもしれません。

ミディアムヘアは、ショートヘアやショートボブより
シャンプーやドライヤーで乾かす際の手間がかかりますが、結んでしまえば楽です。
また、顔の形や体型を選ばないところは、妊娠中に体型が変わる妊婦には良いかもしれません。
そのまま伸ばしてもあまり不自然にならないところもおすすめポイントです。

ロングヘアは最も手入れがかかりますが、いろいろなアレンジが楽しめます。
せっかく伸ばしたロングヘアを妊婦だからといって切るのはもったいないです。
ロングヘアが気に入っていれば、そのままロングを楽しみましょう。

ヘアカラーをしている方は、根元と毛先の色の違いが気になるかもしれません。
全体的にくらいトーンでカラーリングして、少しくらい根元が伸びても気にならないくらいにするのがおすすめです。
また、妊娠中は普段より髪が痛みやすくなることが多いので、トリートメントはしっかり行いましょう。
安定期に美容院でトリートメントするのも良いですし、
自宅で好きな香りのトリートメントでリラックスするのも心身ともにリフレッシュできます。
妊婦は髪を短くしたくなる傾向がありますが、
自分の好みやライフスタイルを優先して考えると、失敗が少ないかもしれません。

妊婦に人気が高いヘアカラーは？

妊婦に人気のヘアカラーはグラデーションと黒髪です。
胎児への薬剤の影響を心配して染めない方も多いですが、特に影響はないと言われています。
気になる方はオーガニックのヘアカラーもあります。
黒髪なら伸びても根元との色ムラが気にならない、というのが妊婦さんが選ぶ最大の理由です。
グラデーションカラーは、既に染めている方が選ぶことが多いです。
これから美容院に頻繁に通えなくなることを見越して、根元が黒髪になってしまっても目立たないように、
とグラデーションカラーを選ぶようです。
根元の色が気になる場合は、暗めの色でカラーリングする方が目立たなくなります。
どのくらいカラーの間隔があいてしまうかを美容師さんに相談して、最適なカラーを選びましょう。

髪を切るベストなタイミング

妊婦が髪を切るベストなタイミングは臨月のときです。
妊娠初期だと母子ともに不安定であり、つわりが辛い時期でもあります。
においに敏感になるので、いろいろな薬剤やシャンプー等を扱う美容院に行くと気持ち悪くなってしまうかもしれません。
体調の変化も激しい時期なので、予約した日は体調が悪くてキャンセル、ということも考えられます。
出産後は、育児でバタバタとしてしまうため、赤ちゃんを置いて美容院へ行く時間を作るのは難しいでしょう。
臨月の時期は、安定期であり、胎児も十分に発育しているので、落ち着いて髪を切ることができます。
出産後の髪型について、美容師さんに相談するのも良いでしょう。
予約時には妊婦であることを伝えてください。
時間を短縮してくれるところもあります。

出産後のことを考えた髪型をしよう！

おしゃれに気を遣うことも大切ではありますが、一番は手入れのしやすさを考えた髪型にしましょう。
出産後は慣れない育児に追われ、自分の体調が回復するまでに時間もかかります。
赤ちゃんの生活リズムもまだできていないので、睡眠時間も十分確保できないことがほとんどです。
育児でストレスが溜まる中、髪型もうまくまとまらない、手入れに時間がかかるようでは、
ますますストレスが溜まってしまいます。
個人差はありますが、1ヶ月くらいは外出できないことが多いです。
その間は何もしなくても煩わしくない髪型が良いですね。
もし、まだ迷っているという方は臨月の体調が良い時に美容院に行き、
手入れがしやすく、かつ、あなたに合った髪型を美容師さんに相談してみましょう。
その時は、その時の流行や人気にとらわれずに、あなたの希望をしっかりと伝えてください。
また、出産後の髪型の計画もあれば、そちらも考慮して相談しましょう。
ショートヘアでもロングヘアでも、あなたが手入れしやすい髪型が一番です。
素敵な髪型で出産を迎えてくださいね。

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